Phoenix Project
前口上
この企画は、十年余に渡る編集長のテーブルトークRPG歴を駆使して、作ったオリジナルのシステムを一般公開するのが主なる目的である。オリジナルとは言いましたが、実のところ、既存のシステムからの流用部分が大部分なので、正しくはローカルルールの集合体と言い直すべきでしょう。
のっけからテンションが下がってしまいましたが、RPGを長くやっていると、誰しもがルールに不満を抱く物です。有る人間はあきらめてシステムを次々に渡り歩き、また有る人間は自分だけのルールを作っている内にいつの間にかプロになってしまう。しかし大半のRPGフリークは仲間内でローカルルールを開発して細々と楽しんでいるのが実状だと思います。
RPGのシステムには実のところ完成はあり得ません。市販のシステムは締め切りと経営収支の都合から適度の所でうち切ってしまった、発展途上の物に過ぎません。此処ではアマチュアの強みを生かして、発展し続けるシステムを皆さんと一緒に構築していきたい、と考えています。上級者向けと言うのは実はそう言う意図が有っての事です。
メイン企画 ARTS
§0 ARTSのコンセプト
ARTSと名付けられた私のRPGシステムは柱となるいくつかのコンセプトを持っています。このプロジェクトに参加される方には理解し賛同していただく必要があります。
1 汎用性
一つのシステムであらゆるRPGを行いたいと言うのが最大の狙いなので、どんな世界にも対応できるシステムでなければならない。
2 合理性
ルールの穴から現実にあり得ない結果を生んではいけない。その世界にそぐわない非現実的な結果はルールで否定できなければ成らない。
3 融通性
2とは逆に、現実に有りそうな状況や出来そうな行為がルールにないから却下されると言うことが有っては成らない。
4 利便性
2や3に反しない限り、ルールは出来るだけ簡略にプレイしやすくなければならない。
5 演出効果
現実にあり得ない状況でも、演出上有効なら発生しても良い。これは一種の世界観としてあらかじめルールに設定しておけばよい。
§1 ARTS紹介
改造中。
§2 具体的な処理
上記の支柱コンセプトに対して私が具体的にどのようた対応を考えているか、実例を挙げて見たい。
汎用性に対するアプローチは大きく分けて二つある世に思う。1)何でもありの世界観に沿ってルールを作り、実際の場面で使わない部分をそぎ落とす。2)逆に骨組みだけを作って、世界観を部品化して別売りにする。
一人で作業している現場では1)に近い処理に成らざるを得ませんでした。しかし人手が見込めれば、各世界毎に担当を決めて分業する2)式の処理が出来ると期待しています。そこで現在進行中のシステムから骨組みだけを抽出する作業を始めたいと思います。
合理性と融通性及び利便性については、核となるシステムの中でのみ対応可能と思われるので、これからの作業の中で徐々に見えてくると思います。
最後の演出効果については逆に各世界を担当する方に有る程度一任したいと思います。
旧項目・世界観に関するコンセプトについては、ADAの方へ整理統合しました。
大陸史抄録1 03/03/04増補改稿
大陸史抄録2 04/06/29
ARTS世界の歴史展望。ADAの魔法世界史と思いっきり被っています(よく言えば相互補完)が、向うは極力固有名詞を排除しています。
魔法圏と文明 02/12/27
魔法の変遷 T 03/02/12初稿、02/17増補 09/09用語の統一
魔法の構造理論と原始呪術。
魔法の変遷 U 03/02/17推敲中 02/20加筆 09/09用語の統一
魔術文明の発生から魔法産業革命まで。
魔法原理学 T 03/09/29
魔法原理学 U 03/10/06
枝企画 オリジナルライトTRPG
エイリアン・ハイスクール 01/10/22
昔、洒落で作ったシステム。今は無き某RPG雑誌に投稿しようと思っていたんだけど。オリジナルTRPGWebへの参加を機会に発表してしまう事にしました。なお、テストプレイその他は一切行っておりません。
平和な高校に突如現れた謎の超能力美少女。そしてひょんな事から彼女の恋人になってしまう平凡な主人公。これは平凡な高校生と異世界から来た謎の美少女のカップルが巻き起こす超常的学園漫画の世界を再現し体験する為のRPGシステムである。
作者はうる☆やつらの積もりで作っていたんだけど、年下の司書YOから別の漫画の名が出て、色々応用が利く事に気付いた。
エイリアンハイスクール バリアント
01 エイリアン・パートナー 04/04/28公開
資料館
参考資料を随時更新中。
RPGクロニクル
再構成中。
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