ML2 儀礼呪術

* 集約儀式 ← 聖霊石(樹)伝声

 帰属集団の祈念を統合しより大きな力を引き出そうとする儀式。呪力が格段に安定する。

* 目配せ ← 集約儀式

 味方同士の意志疎通を容易にする。まだアイコンタクトのレベル。

 共感呪術、幻術の出発点。

* 手当 ← 目配せ

 最初期の医療呪術で、文字通り患部に手を当てるだけである。術者と対象の間に強い信頼関係が有れば、軽い傷に対して充分に効果がある。

手当を前提条件とする呪文はすべて接触が必要である。

* 放射円 ← 目配せ聖霊石(樹)

 部外者を排斥するための結界の第一段階。中心である聖霊石(樹)から広がって外へ向かうほど効果が小さくなる。

* 拡声 ← 伝声

 伝声の発展型で一定範囲内にいる仲間すべてを対象とする。対象に呪術の素養が無くても良い。

* 気塊 ← 鎮定

 空気を封じて拡散を防ぐ。水中に持ち込めば呼吸が可能になる。

 漁猟民の身につけた特技であると思われる。

* 防火 ← 放射円鎮定

 範囲内におけるマナの活性を抑え、結果として火災の発生を押さえる。

* 鬼火 ← 発火葬礼

 祖霊の加護により淡い光を発する火の玉を作り出す。

 これは無害なアンデットモンスターであり、固体と接触すると消える。対象が術者の敵で有れば幾ばくかのダメージを与えるが、積極的に攻撃に用いる事は慎むべきであろう。

* 探知 ← 模倣呪術

 探知対象に関する知識が効果を決める。

 動物探知・鉱物探知・植物探知・人間探知などに特化される。

* 蒸留 ← 浄化

 水分を飛ばして液体を濃縮する。

* 腐敗・発酵 → 醸造

 食物の腐敗と発酵を制御する。

 両者の違いは、食べて害が有るか無いかである。魔法が主観的な文化である事を象徴している。技術として確立すると忘れられた。

* 祝福 ← 放射円交易

 効果範囲内の味方に力を与える。

 交易の開始により防御円の時代よりも排他性が薄まる。

* 加護 ← 祝福

 祝福とは逆に効果範囲内での敵の力を弱める。

* 看破 ← 祝福手当

 部外者の悪意を感じ取る。

 氏族間の交流のために発達した。

* 風読み ← 気塊感応

 気象魔術の基礎となる原始呪術。

 気圧の変化と湿気の増減により天候の推移を察知するらしい。

* 雨乞い ← 風読み

 火を炊いて雲を呼び雨を降らせる。

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