魔法の系統的発展
ML0 呪術以前
魔術発生の前提条件。
洗練された魔法文明体系から省みれば単なるマナの暴走なのであるが、魔術師の素質を見極めるもっともわかりやすい基準でもある。果学革命以後は抑制力が強まってマナの暴走は放電へと変化する。
思念の結晶である魔力の流れを掴む技術である。様々な探査系呪文の基底となる。
果学革命以後は無意識の感応から意図的な探知へ完全に吸収される。
ML1 原始呪術
* 模倣呪術
類似の法則によって発生する呪術的効果。
* 感染呪術
感染の法則によって発生する呪術的効果。
マナの制御により氣を安定させる技術で、狩猟の際に役立つ特技の一つであった。
獲物を集めるための狩猟呪術。一人の呪術師が呼び寄せられるのは一種類の動物のみである。
召還魔術の基底。
獲物の気配を捕らえて追いかける為に用いる。
対象についての知識によって汎用性を得る。植物の疎らなステップやサバンナで(引いてはそこを生活圏とする遊牧民の中で)発達する。
森林や農耕地帯では繁茂な植物によって阻害され(もしくは必要とされない)、また生物そのものが希な沙漠や凍土では重要視されしない。
方角を知る事が出来る。地磁気に感応しているらしい。
磁石が発見されるとこれが呪具に組み入れられるようになり、呪文としては無用になる。
気配を消す術。
初めて見る植物の毒性を口に含んで感じ取る特技。魔道師は体質的に毒や病気に強いため次第に省みられなくなる。
儀式により食糧や水を清める。
半ば気休めである。しかし、汲んだばかりの濁った水は儀式に時間を掛ける事で澄んでくるだろうし、食料を火で炙ったり水にさらしたりすることは毒に当る危険性を減らしてくれる。儀式の細密化はやがて調理技術へと発展することになる。
石器や金属器の威力・貫通性を一時的に増加させる狩猟呪術。
必ず命中する魔法の弓を作りだす狩猟呪術で、矢は自前で用意する事になる。
本当に狙った位置に当たるので急所を知らないと効果は薄い。全ての射撃(投射)呪文の基本。
遠方の目標(知っている人間・場所)へ自分の声を伝える。狩猟民が身につけた特技の一つ。
受け手にも呪術の素養が必要。
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