忍び組頭列伝 外伝・参 芦名一族
奥州の名門芦名家の裔。主家が変わろうとも一貫して会津に在する。
芦名氏以後の領主に、ときのは何かのはずみで重用された記録がないでもないが、(「忍法花盗人」)とは芦名銅伯と会津七本槍(「柳生忍法帖」)の所行を指すのであろうか。
天海僧正の双子の弟。会津七本槍を組織し、主君加藤明成の暴虐を助長する。その結果、実兄天海の危惧通り主家を断絶させてしまう。
柳生十兵衛の剣を体で受け止めてもぎ取ってしまう。それも天海僧正と繋がって不死身であるからこそ出来る技である。
会津七本槍
彼らは基本的に忍者ではありませんが、漫画化記念と言うことで。
具足丈之進 猿に似た小柄な武士。三匹の巨大な犬を手足の如く操る。
鷲ノ巣廉助 巨漢のひげ侍。拳法で東慶寺の門を打ち破る。
司馬一眼房 左目のつぶれた入道頭。折り畳み式の皮鞭を使う。
大道寺鉄斎 白髪の老人。鎖がまの達人で、分銅だけでなく鎌も飛ばす。
香炉銀四郎 前髪の若衆。兄銀三郎の狂死により交代。黒髪の投網を操る。
平賀孫兵衛 黒い肌の精悍な男。槍使い。
漆戸虹七郎 右手隻腕の剣鬼。
登場作品 「柳生忍法帖」
芦名兵部
関ヶ原において西軍に味方し、敗れて後は山中に逼塞。伊賀者の襲撃を退ける。
東軍に味方して家名を保っていた兄掃部の死に際してその代わりに子をなして家の存続を諮ろうとする陰謀が起きる。
彼に敗れた後新たな技を会得していた牛牧僧五郎の再度の挑戦で睾丸を潰されて自殺。その後兄も亡くなって芦名家は断絶した。
登場作品 「銀河忍法帖」
芦名玄伯
会津松平家家老西郷頼母の命を受け、配下の芦名忍者を使って肥後守の陰萎を治す。
登場作品 「忍法花盗人」