荒俣宏コレクション

 小説よりは著作の方が多く、しかも分類しにくいのでまとめて紹介します。

第一種 神秘・伝説篇

 幻想世界の構築に有用な書籍群。

「怪物の友 モンスター博物館」(集英社・荒俣宏コレクション)

「風水先生 地相占術の驚異」(集英社・荒俣宏コレクション)

「神秘学マニア」(集英社・荒俣宏コレクション)

新日本妖怪巡礼団 怪奇の国日本」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

神聖地相学世界編 風水先生レイラインを行く」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「「歌枕」謎解きの旅」」(光文社・知恵の森文庫)

 旧題・「歌伝枕説」(世界文化社)

「風水先生「四門の謎」を解く」(世界文化社)

「鬼から聞いた遷都の秘訣」(工作舎)+小松和彦

 検索キーワード「風水」

第二種 伝記・学術篇

 事実は小説より…。

「異都発掘 新東京物語」(集英社)

「黄金伝説」(集英社・荒俣宏コレクション)

「南方に死す」(集英社・荒俣宏コレクション)

「日本仰天起源」(集英社・荒俣宏コレクション)

性愛人類史観 エロトポリス」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

文明の大陸移動説 神々の物々交換」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「決戦下のユートピア」(文春文庫)

「パラノイア創造史」(ちくま文庫)

「大東亜科学綺譚」(ちくま文庫)

「奇想の20世紀」(NHK出版)

 NHK人間講座で放送された「パリ・奇想の20世紀」のテキストを元に書かれたモノ。NHKライブラリ入り。

「開化異国助っ人奮戦記」(小学館ライブラリ)

「カラカウア王のニッポン仰天旅行記」(小学館文庫)訳・解説 樋口あやこ共訳

「VR冒険記」(ジャストシステム)

第三種 図像学篇

 目から鱗…。

「増補版 図鑑の博物誌」(集英社・荒俣宏コレクション)

目玉の思想と美学 図像学入門」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「バッドテイスト」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「アラマタ図像館」(小学館文庫)

第四種 文化・文学論篇

「漫画と人生」(集英社・荒俣宏コレクション)

コンパクト版 本朝幻想文学縁起」(集英社・荒俣宏コレクション)

「ブックライフ自由自在」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド」(講談社+α文庫)

新編 別世界通信」(イースト・プレス)

 前者は文庫化の際に加筆修正が加わりました。後者は文庫(ちくま)から大幅加筆され版も大きくなりました。

 

 補完 文学・書評・解説書 怪奇と幻想

第五種 創作篇

「短編小説集」(集英社・荒俣宏コレクション)

「白樺記」(集英社・荒俣宏COLLECTIONU)

「ゑびす殺し」(徳間文庫)

「レックス・ムンディ」(集英社文庫)

 イエスの血族にまつわるホラーミステリー。

「魔書 アントライオン」(メディアワークス)

「地球暗黒記」(角川文庫)

「幻想皇帝 アレクサンドロス戦記」(ハルキ文庫) 全三巻

「アレキサンダー戦記」(ハルキ文庫) 全三巻

 アニメ先行して書かれた小説と、その(原作を一切省みず作られた)アニメをノベライズしたモノ。

別枠 帝都物語関係

「帝都幻談」上下 文春文庫

「新帝都物語」上下 角川文庫

 帝都物語の前日談。 

 

「帝都物語」新装版全6巻 角川文庫

「帝都物語外伝・機関(からくり)童子」 角川文庫

 明治末年から始まるので、時代小説に入れても良いのだが、終わりは昭和を通り越して未来にまで達している。一種の予言の書と言っても良い。

 

「シム・フースイ」シリーズ 角川ホラー文庫

 帝都物語の重要登場人物、風水師黒田茂丸の孫龍人が活躍する。帝都物語と連結する場合には五巻の半分までを採用し、その後を外伝機械童子(龍人がゲストで登場する)でバイパスすると良い。

「妖怪大戦争」 角川文庫

 魔人・加藤保憲は未だ健在。(05/11/03追加)

 

 関連商品 水木版妖怪大戦争

 妖怪と言えばこの人。水木しげるが描くコミック版。

「帝都物語異録」(原書房)

 作者本人が解き明かす「帝都物語」の謎本。寄稿者多数。ネタ本・読み物としてもいけます。

 世界観比較私論 ホラー編 §1 帝都と魔人

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