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忍者外史4 堀田筑前守=根来の台頭

 伊賀組=酒井雅楽頭 甲賀組=柳沢吉保 根来組=堀田越前守 服部組(伊賀甲賀混合) 上杉家能登組

寛永年間 根来組の一部がお小人目付に配される。(忍法双頭の鷲)

寛文五年

秋 無足人風忍斎、大目付河島仲之丞の命でおらん殿の実弟・平井歩左衛門を監視。歩左衛門、伊賀上野で松尾甚七郎と懇意になる。(伊賀の散歩者)

寛文六年

二月中旬 歩左衛門、松尾家を出立して津へ戻る。風忍斎、歩左衛門は無害であると大目付に報告。(伊賀の散歩者)

三月 歩左衛門、姉おらん殿より懐妊を告げられ、生まれてる子の行く末について相談を持ちかけられる。歩左衛門、「卍の悲草紙」を姉に渡す。(伊賀の散歩者)

晩秋 風忍斎、佐渡守高通を殺害する。風忍斎、お貞を処刑寸前に攫う。(伊賀の散歩者)

寛文七年

春 大目付・河島仲之丞、歩左衛門の後を追って沖の島に渡り、その夢幻境の虜となる。(伊賀の散歩者)

永保五年 根来孤雲、秦漣四郎と吹矢城助を見込んで厳しい修行を課す。(忍法双頭の鷲)

永保七年

半年前 根来孤雲斎の息子京馬、堀田筑前守の指図を受けて越後高田に潜入して酒井大老の不正を調べる。(忍法双頭の鷲)

服部百蔵、伊賀の瓦楽太郎と馬見印兵衛、甲賀のおゆたと千也を見込んで内職を伝授する。(読淫術)

永保八年

一月末 安乗家出入りの医師山鳥竹斎、一族の長老根来孤雲の指令で、病気見舞いのため国元へ下る夫人の一行に密偵として同行する。(忍法鞘飛脚)

 伊賀者・六波羅十蔵、大老・酒井雅楽頭の命で大奥に忍び込み、将軍の愛妾の内四名を孕ませる。(忍法肉太鼓)

早春 百蔵より内職を伝授された四人の忍者、その術を生かして将軍の会合ぶりを調査する事を命じられる。(読淫術)

四月 服部組の四人、家綱側室お丸の方(旗本沢木伝右衛門の娘)の懐妊を確認する。百蔵、おまるの方を流産せしめよとの大老の命を受ける。伊賀の二人、頭領の命にておまるの方を流産せしめんと動く。甲賀のくノ一二人、逆におまるの方を守る様に指示を受ける。(読淫術)

四月中旬 甲賀の千也、瓦を訪ね互いの術を伝授し合う。同じく甲賀のおゆた、馬見と術を交換する。その夜 伊賀の瓦、大奥でおゆたと遭遇して敗れる。同じく伊賀の馬見、千也と対峙して倒される。(読淫術)

05/08 酒井大老派の伊賀組、越後よりの帰途にある根来京馬を襲い殺害する。根来組、庇護者である堀田筑前守の屋敷へ退去する。(忍法双頭の鷲)

五月 竹斎、志摩守の急死を隠すため拘禁される。(忍法鞘飛脚)

六月末 六波羅十蔵、老中・堀田筑前守の命で比丘尼屋敷へ忍び込み、先に孕ませた将軍の愛妾を今度は堕胎させる。(忍法肉太鼓)

秋 甲賀大八、根来組の副頭領を通じて沼田領への隠密仕事を得る。(捧げつつ試合)

十一月末 竹斎、素性がばれ両手両足を切り落とされる。(忍法鞘飛脚)

十二月末 酒井大老失脚の後、竹斎の死体が堀田筑前の門前に晒される。その死体より可児千七郎が探り出した安乗家の情報が見つかる。(忍法鞘飛脚)

永保九年/天和元年

夏の終わり 酒井雅楽頭子飼いの伊賀組二十三人中十三人までが捕らえられ根来組によって血祭りに上げられる。根来組、将軍綱吉に拝謁を賜り、堀田大老より公儀御用を仰せつけられる。(忍法双頭の鷲)

秋 甲賀大八、沼田の忍者に討たれる。おふう、「はぐれ雁」を託され根来のお頼に届ける。(捧げつつ試合)

 根来組、上州沼田・真田領に潜入し、領民の直訴を裏で操作する。伊賀の残党、沼田の国境で根来組と激突する。(忍法双頭の鷲)

天和二年

一月 伊賀組残党、明石藩家老一派に飼われて当主本多出雲守の謀殺に荷担する。明石に潜入した根来組、伊賀組を使った家老派の陰謀を阻止する。(忍法双頭の鷲)

四月 根来組、松平筑摩守領に潜入し、またも伊賀組残党の影を見出す。(忍法双頭の鷲)

九月 根来組、越中魚津前田将監家の財源となっていた春房丹の秘密を探り出す。伊賀組残党七家衆に雇用され乙国の処方を盗む。(忍法双頭の鷲)

天和三年

 根来組、天草周防守の偽者疑惑を調査し、伊賀組残党の変装であることを突き止める。(忍法双頭の鷲)

秋 堀田の帰国に際して道中の諸藩を探っていた根来組、古利根藩にて図らずも大老要撃の情報を得る。(忍法双頭の鷲)

天和四年/貞享元年

春 孤雲、己の後を秦漣四郎と吹矢城助のいずれに任せるべきか三人の幹部と相談する。(忍法双頭の鷲)

八月 根来組頭孤雲の娘お螢、将軍に召される。漣四郎と城助、これを阻止する。伊賀者の生き残り、二人の計画を柳沢に密告する。(忍法双頭の鷲)

08/28  柳沢配下の甲賀組、稲葉石見守に堀田大老を刺させる。根来組、柳沢に取り立てられた甲賀組に捕らえられ処断される。(忍法双頭の鷲)

元禄八年

 甲賀者・十五夜孫六、師の次郎右衛門と首領服部玄斎から相反する二つの依頼を受け妥協案を絞り出す。(濡れ仏試合)

元禄十年

春 甲賀生まれの熊野比丘尼三名、堀部安兵衛に協力してキャプテンキッドより熱田の神剣を取り返す。(ガリヴァー忍法島)

元禄十二年

 甲賀七忍衆、柳沢より葵悠太郎主従の抹殺を命じられる。(江戸忍法帖)

元禄十三年

 伊賀鍔隠れ谷帰りの玉虫内膳、柳沢出羽守の命で直参の連続殺人の犯人を負いこれを討ちはたすも、最後の一人となる。(忍者玉虫内膳)

冬 伊賀者無明綱太郎、俎銀兵衛の娘おゆうの頼みで料理勝負の助っ人をする。(忍法忠臣蔵)

元禄十四年

03/13 伊賀忍者無明綱太郎、自分を裏切ったゆうを忍術を持って成敗する。(忍法忠臣蔵)

03/14 綱太郎、伯父の伝左衛門に叱責を受けるが、殿中の刃傷事件で騒然としている隙に姿をくらます。(忍法忠臣蔵)

数日後 綱太郎、宇都宮の近くにて織江を助け、そのまま米沢まで同行し、その父千坂兵部の食客になる。(忍法忠臣蔵)

九月下旬 綱太郎、千坂兵部より能登くノ一による浅野浪人の骨抜き作戦の検分を依頼される。(忍法忠臣蔵)

十月初旬 綱太郎、奥野将監を狙う江戸の能登忍を始末する。能登のくノ一お琴、奥野将監、を「忍法おんな灯心」に掛け廃人同様にする。不破数右衛門、これを逃れ、大石に注進す。(忍法忠臣蔵)

10/14 能登のお弓「忍法歓喜天」にて新藤源四郎と入れ替わり山科へ向かう。(忍法忠臣蔵)

10/15 お弓、追ってきた矢頭右衛門七を源四郎の家へ連れ帰り「歓喜天」に掛ける。(忍法忠臣蔵)

10/20 江戸藩邸側の能登忍八名が江戸へ向かう大石一行を追う。綱太郎、能登のくノ一四名を伴ってその後を行く。(忍法忠臣蔵)

11/20過ぎ お桐、吉原で薄墨太夫に化け、大石を「魔羅蝋」に捕らえる。(忍法忠臣蔵)

元禄十五年

五月 お杉、忍法により高田軍兵衛を落とす。綱太郎、鴉谷笑兵衛の「偕老同穴」に苦しむお杉を見殺しにする。(忍法忠臣蔵)

七月 能登忍万軍記、田中貞四郎を襲う。くノ一お梁、これと相打ちになり、死の間際に貞四郎に針を吹く。(忍法忠臣蔵)

十月過ぎ くノ一鞆絵、大石の江戸入りを止める策を提示するが、失敗し自害する。(忍法忠臣蔵)

十一月 綱太郎、出府した千坂に復命。赤穂浪士の殲滅許可を求める。(忍法忠臣蔵)

12/14 能登忍四名、千坂の命で主君の寝所に「金剛網」を布いて警護する。綱太郎、これをあっさりと突破し、織江を殺害して失踪する。(忍法忠臣蔵)