忍者外史2 土井大炊頭=三つ巴
伊賀組 甲賀組 根来組 その他
三月 服部大陣の画策の結果、曳馬玄馬が酒巻源左衛門と野寺友之丞を切り伏せ、坂崎家へ蓄電する。(伊賀の聴恋器)
九月 服部半蔵の妹夕波、「忍法女人幻滅」により坂崎の三剣士の力を奪い恋人柳生童馬を勝たせる。(忍法聖千姫)
秋 忍者枯葉塔九郎、筧隼人の妻お圭と引き替えに御前試合での勝ちを譲る。塔九郎、お圭と共に姿を消す。(忍者枯葉塔九郎)
尾張家の付家老となった成瀬隼人正、公儀の根来同心より二十人を選抜し犬山の門番に据える。木曾根来組の発足。(忍法しだれ桜)
元和四年
干潟甲兵衛、十鬼春蔵を討ち瞳録の謎を解く鍵となる娘千也を連れ帰る。(確証はないが名前から見て甲賀系と思われる)(忍法瞳録)
10/10 志摩藩忍び組への探索に関して、服部半蔵より本多上野介へ報告。(忍法瞳録)
元和五年
春 塔九郎とお圭、郡代となった筧隼人に捕らえられるが、隼人が一揆に手を取られている間に逃げのびる。(忍者枯葉塔九郎)
四月 根来波太郎、根来同心に紛れ込んで宇都宮城の新御殿に怪しげな仕掛けを施す。(忍者本多佐渡守)
元和九年
籠坂新五郎、九州より帰還しキリシタンの動静に関して首領服部半蔵に復命。(くノ一地獄変)
12/23 服部半蔵より土井大炊頭へ報告。干潟甲兵衛が十鬼組の残党に討たれ、息子甲之介が家督を相続する。(忍法瞳録)
二日目 根来組虫籠右陣、吉原にて刀馬の検分を受ける。忍法の披露ついでに轡屋の女郎薄雪(改易となった菅沼飛騨守の江戸家老菅沼式部の息女お円)をもって買収工作を図る。(忍の卍)
五日目 伊賀組筏織右衛門、品川妙通寺前の茶屋で刀馬を待つ。船上で己の忍術を披露する。(忍の卍)
七日目 甲賀組百々銭十郎、組屋敷にて刀馬が牢屋敷より連れてきた最も腕の立つ男と最も美しい女の死刑人を相手に忍法を披露する。(忍の卍)
五月 落選した右陣、根来組を脱走。同じく落選した伊賀組の織右衛門に対して共闘を持ちかける。(忍の卍)
家光の大奥入りが遅れたため、織右衛門の任意車が切れてしまう。大奥で覚醒した織右衛門の妻お麻、家光の寵愛を拒んで成敗を受ける。妻の死を知った織右衛門、根来の虫籠右陣とともに出奔し駿河大納言忠長の元へ向かう。(忍の卍)
初夏 服部半蔵、甲賀三天狗と伊賀のくノ一三人を試合せる。(くノ一地獄)
十二月 織右衛門の任意車に突き動かされた忠長が附家老鳥居土佐を手討ちにする。(忍の卍)
寛永十年
初春 右陣、将軍家暗殺を建言し、忠長の黙認を取り付ける。(忍の卍)
三月 明日に控えた刀馬とお京の祝言が任務により日延べになる。(忍の卍)
甲賀組、伊賀組に代わって大奥警護の任を仰せつけられる。(忍の卍)
五月 銭十郎、織右衛門の任意車に支配されたお国を斬る。(忍の卍)
任意車に乗った織右衛門、銭十郎を追いつめるが惜しくも時間切れ。(忍の卍)
七月 刀馬と銭十郎、将軍を狙う黒幕を掴むため高崎に発つ。(忍の卍)
右陣、ぬれ桜を用いて甲賀のくノ一二人を捕らえる。織右衛門、甲賀のくノ一二人を相手に任意車の試みる。銭十郎、七分状態の織右衛門の右目と左の指を斬るが、完全に戻った織右衛門に斬られる。(忍の卍)
右陣、お京を忠長の元へ連れ去れ、新たな策を献じるが忠長は応じず。(忍の卍)
初夏 甲賀組、半蔵の命で高崎へ潜入するが一人も帰還せず。(くノ一地獄変)
右陣、小督自害の一件を暴露し織右衛門の成敗を命じられる。刀馬、織右衛門の指を失っていた僅かな穴を付いてこれを討つ。(忍の卍)
右陣、念願のお墨付きを得て土井大炊頭の元へ駆け込む。(忍の卍)
十一月半ば 甲賀三天狗、土井利勝の書状を持って高崎城下に潜入、伊賀のくノ一三人とふたたび対決。(くノ一地獄変)
12/06 お京、徳川忠長の自害に殉じる。(忍の卍)
12/10 刀馬、土井大炊頭より忍び組の統括を命じられるがこれを拒絶。忠長とお京に殉じて自害。(忍の卍)