このしろ吉兵衛の事件簿

 吉兵衛が登場する作品をまとめる。全て前期

「羽子板娘」 文化十二年

正月 佐七、このしろ吉兵衛宅へ遅い(少なくとも七草過ぎ)年始。辰源での事件について聞く。

「音羽の猫」 文化十二年

春 辰の話を受けて吉兵衛を訪ねる。吉兵衛に引っ張られて現場に出て茂平次と対決。

 佐七、茂平次のしくじりをかばい吉兵衛に褒められる。

「蛍屋敷」 文化十四年

夏五月 上方よりやってきた豆六を佐七に紹介する。

「ほおずき大尽」 文化十四年

七月二十日過ぎ 富士講に参加。行者に化けて甲州路を逃げる下手人の捕縛に協力。

「本所七不思議」 文化十四年

 三十年まえの本所七不思議に関する事件についての記憶を紹介。

「恩愛の凧」 文化十五年

正月 かつて島送りにした吉五郎が島抜け。

 佐七ようやく捕らえるも自害される。

四月二十二日 文政改元

「人面瘡若衆」 文政二年

 滝夜叉お滝の殺害に出動。佐七の亡父・伝七とともに追った海賊黒船の忠太の残党を捕縛。

「七人比丘尼」 文政三年

秋の彼岸。(旧暦八月)佐七一家の訪問。お千代の作ったおはぎの重箱を持たせる。辰と豆、坊主持ち。

「屠蘇機嫌女夫捕物」 文政五年?

正月八日 喧嘩して家を飛び出したお粂が向かった。

(この時は途中で事件にぶつかって引き返したが、実際に音羽へ駆け込んだこともあるのだろう)

「白痴娘」 文政五年

師走15日 佐七一家の久しぶりの訪問を受ける。お粂から女房のお千代への頼まれ物を渡す。辰と豆、雪達磨持ち。

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