半村偽史 古代篇
欽明天皇十三(552)年
百済聖明王より仏教が伝えられる。仏教公伝(諸説あり)
欽明天皇十六(555)年
二月 百済威徳王、弟恵王子(鬼道衆の伝承によれば王女)を派遣して聖明王の戦死を伝える。
欽明天皇十七(556)年
一月 恵王子帰国。(実際には帰国せず土着。満天星と結婚し外道皇帝が生まれる)
用明天皇二(587)年
丁未の乱。崇仏派の蘇我氏が廃仏派の物部氏を破る。(鬼道衆寄りの政権)
聖徳太子、仏教普及のため嘘部を用いる。(「闇の中の系図」)
大化元(645)年
乙巳の変。蘇我宗家が滅びる。(ヒ一族よりの反動クーデター)
白稚元(650)年
穴戸(長門)国から白雉が献上される。嘘部の仕掛け。(「闇の中の系図」)
天武天皇元(672)年
壬申の乱。大海人皇子、挙兵して近江朝を倒す。
壬申の乱後、嘘部、政情安定のために様々な吉兆を演出する。
天平勝宝四(751)年
良弁東大寺初代別当に任じられる。良弁は嘘部に近いモノと思われる。(「闇の中の系図」)
天平勝宝八(756)年
聖武天皇没。天皇の遺品を東大寺正倉院に納める。
宝亀十一(780)年
伊治呰麻呂、按察使紀広純を殺害して反乱を起こす。橘次信高、蝦夷の乱を密かに支援する。(「黄金奉行」)
天応二(782)年・延暦元年
勝道上人、二荒山を開く。(当然に「補陀洛山」=「二荒山」説を採用@「妖星伝」)
承和九(842)年
皇太子貞恒親王、廃される。伴健岑、橘逸勢らが謀反の罪で処罰される。(橘氏は鬼道衆に近い一族だったと思われる)
承安四(1174)年
源義朝の末子遮那王、鞍馬寺を出奔。橘次信高(金売吉次)の手引きで奥州藤原氏の下へ降る。(「黄金奉行」)