システムに慣れたら使用する、ゲームをもっと楽しむ為の追加ルールを紹介する。
5−1 編集者
一般にはサブマスターと呼ばれる。しかしこのゲームでは作者より権限が強い。
何と言ってもお気に入りのキャラに肩入れ出来る。肩入れの方法として”書き直し”命令により行動のやり直しや、さらに”没”命令によりプレイそのものを無効するなどがある。
予めお気に入りのキャラを宣言しておく事。でないと他の反感を買う事は必定である。
そのかわりにタイトルと粗筋を作者と共に考える義務がある。
5−2 アニメ化(笑)
作者が許可すればアニメ化と言う特殊な環境下でのプレイを行う事が出来る。
これは作者以外のプレイヤーが脚本家となって作成する。ストーリーの大前提を改変しない(例えば脇役がヒロインと結ばれるなど)と言う条件で、自分のキャラを最大限にひいき出来る。
他のプレイヤーはリプレイについて採点を行い、高得点を取ると脚本家の担当するキャラの個性値が上昇する。
アニメ化により初期に活躍し、その後埋もれたキャラクターが復活すると言う事は結構よく起こると思う。
アニメ化の利点は作者抜き、主人公抜きでもプレイ出来る所にある。”原作”(アニメ化が行われた場合、通常のプレイをこう呼ぶ)では紙面に制限があるため、主人公が出ないプレイは原則的にあり得ない。(例外的にヒロインさえいればOK)しかし、アニメ環境では脇役にスポットを当てたシナリオも可能となる。
原作とアニメが混乱しないように注意する事。原作とアニメは別の通し番号を付ける事。
5−3 バリエーション
今までは主人公のヒロインへの態度が”拒絶”になっていたが、そうでない話も当然あって良い。
* 創造
今まではヒロインの到来原因は主人公とは無関係であった。この変更では主人公が創造したという形を取る。
このパターンでは、主人公にとってヒロインは”理想の女性”であり、ヒロインにとって主人公は”御主人様”となる。
この場合、二人に関係を阻むのは内的要因、すなわち主人公の照れと気後れにある。最終回は二人が”結ばれる”事になる。よって主人公の自我値は、二人の親密度(と言うか疎遠度)を表す。
* 守護者
ヒロインは主人公の成長を助ける慈母的な役割を持ち、主人公が本命の女性と結ばれるように手助けをする。
このあこがれの人、マドンナは特定のメインで有っても良いし、また毎回代わるゲストサブで有っても良い。
* 逆転
今までの前提条件は異世界の住人が我々の世界にやってくる物だったがその逆も可能である。すなわちこちらの世界の人間である主人公が向こうの世界に飛び込んでしまうというものである。
この手の話は少女漫画に多いと思われるので、主人公の性別は女性を基本形とする。
* 青年紙向け
今までのは少年向け(或いは少女向け)のパターンであったが、対象年齢を上げても良い。
青年向け漫画では主人公とヒロインは既に相思相愛であり、問題は其処から一歩進んだ結婚問題にある。何しろ事は国際結婚を越えた異種族間結婚なのである。障害は通常の比ではない。
主人公とヒロインの持つ値はそれぞれの障害度を表す。これはどちらか一方でも解消できれば良しとする。主人公側が解消すれば、ヒロインはこちらの世界に永住できる。またヒロイン側が解消すれば、主人公は向こうの世界に招き入れられる。
これは通常パターンで主人公がヒロインを受け入れた場合の続編としても使える。
* 悲劇
通常パターンはコメディタッチであった。だがディープなプレイヤーはこれを恋愛悲劇に仕立てても良い。
最もありがちなのが二つの世界が敵対状態に有る場合であろう。この場合主人公とヒロインは自ずとスタンスが異なる。二つの世界の和平を最優先に考える主人公と、恋愛を先に考えるヒロインとの間に意見の対立が生まれる。
但し過程が悲劇だからといって、結果まで悲劇で終わらせる必要はない。それは全てプレイヤー次第である。
* 非学園物
今までは舞台を学園に限定していたが、そうでないパターンも有って良い。だが此処まで来ると当初の目的から大きく逸脱するので、これ以上の事は書かない。
ご自由にやって下さい。愉しければ良いんですから。
最後にプレイ上に関する諸注意をまとめる。
6−1 行動の限界
このシステムでは反対が起こらないときには如何なる非現実的な行動も成功してしまう事になる。その辺は基本的にプレイヤーの判断に任せる。
作者は介入策として一言言えばよい。
「そんな事が出来るのか。すごい特技だね(笑)」
これで今後その行動はそのキャラクターの特技として強制的に認定される。当然特性値は削られる。プレイヤーもあまり無茶なことはしない方が良いだろう。
6−2 妨害行動
他人の行動に反対する事が妨害行動であると述べたが具体的にどんな行動を取るか悩む事もあると思う。
一番分かりやすいのは恐らく声をかける事だと思う。実効力が薄いように見えるが行動を起こしたプレイヤーが考え直す事もあるし、別のもっとふさわしいキャラクターが間に合って妨害に入ってくれるかもしれない。
基本的に会話のみで進むRPGとしてはこれは極めて自然な流れだと思うのだが。