2章 配役決定

 この手のストーリーに不可欠な登場人物を以下に紹介する。

* 主人公

 異世界(作者が設定する)からやって来た謎の美少女に惚れられ、彼女に振り回される事になる不幸な少年。しかしその最大の不幸は周囲からはそれが好運だと思われている事である。

* ヒロイン−謎の美少女

 謎の異世界から現れた、不思議な力を持つ美少女。だがその最大の謎は一見何の取り柄もない主人公に惚れてしまう事である。

 特技欄にはその不可思議な超能力が記される。

 ストーリーが成立する為の前提条件である。ゲーム中最強の力を持ち、演じるのも楽と言う一番おいしい役柄なのだが、他のキャラとのバランスが取りにくいなどの理由から、サブにしてしまうのも良い。

<蛇足> 出来ればこのキャラは女の子にやって欲しい。初心者の女の子を引き込むには最適であると思うのだが・・・。

 

* 主人公のライバル

 常に主人公と敵対し、ヒロインに横恋慕している。彼もある意味で不幸である。明らかに主人公より勝っているのだが、つい主人公と同レベルで張り合ってしまう。

 常に一人だけ必ず存在し、万が一にも埋もれてしまった場合は、(出来れば誰か別のプレイヤーが演ずる)新たに別のライバルが登場する。

 他の脇役と違い特技を初期段階で2つ取る事が出来る。そのかわり、主人公の行動には絶対に反対する事。さもないと個性値を1点失う。

 能力が高く、立場がはっきりしていると言う点でヒロインの次に演じ易いだろう。

 

* 主人公の元恋人

 主人公との破局とヒロインの乱入が前後した為、関係がこじれているが、まだ完全に吹っ切れた分けではなくヒロインに対しては屈折した反応を示す。主人公がヒロインを拒絶する理由の一つになる。

 主人公のアプローチを完全に振り切ってしまうと出番が無くなってしまうが、といって撚りを戻すと話がこじれる、と言った具合で、話のキャスティングボードを握る非常にプレイの難しい役。

 

* 主人公の同級生

 その他大勢であり、複数プレイヤーによる同時選択が可能。ヒロインに惚れているが、主人公とヒロインの仲を不本意ながらも容認している。

 最も埋もれ易いキャラクター。逆にバリエーションは無限と言って良い。

* ヒロインの元恋人

 ヒロインの同族で、まだヒロインに未練を持っていて追い回している。

 主人公のライバルと立場が重複してしまう上、ヒロインに近い力を持つ為、強力すぎる扱いにくい役柄である。ヒロインがサブである場合にのみメインとして採用して良い。

* ヒロインのライバル

 ヒロインと同族で、彼女の元恋人に片思いをしている。よって主人公の存在はある意味で歓迎しているのだが、さりとてヒロインの恋に協力するのも癪である。むしろ昔の恨みを晴らす為、主人公に誘惑を仕掛けてくる。

* ヒロインの兄弟−妨害者

 ヒロインの近親者で彼女を溺愛するあまり二人の関係に反対する役柄である。主人公がヒロインにふさわしくないと言う建前の元(実際にそうなのだが)二人の仲を裂こうとする。

 ヒロインに嫌われる事を恐れ、その事を表面には出さない場合もあり、主人公とは冷戦状態になる。

 必ずしも血縁関係でなくともよくまた性別も問わない。

* ヒロインの姉妹−理解者

 前者とは逆にヒロインの近親者の内で二人の関係に賛同する役柄である。

 二人の仲を取り持とうとして無用な策を弄して逆にこじらせる。

* ヒロインの友人−傍観者

 ヒロインと同族だが、彼女の恋について妨害もしなければ、協力もしない。

 主人公の元恋人が埋もれた場合、主人公が好意を寄せる対象として浮かび上がってくる。

* 主人公の兄弟姉妹

 通常この手の話の主人公は案外一人っ子が多いように思う。主人公に兄弟姉妹がいた場合どうなるかについて、いろいろなパターンを考えてみて欲しい。