外国モノ
塩野七生女史を中心に外国を舞台とした作品群。
* 塩野作品
おおむね時系列順に再配置。
「コンスタンティノープルの陥落」 新潮文庫
「ロードス島攻防記」
「レパントの海戦」
オスマン帝国とキリスト教圏との抗争を描いた三部作。
ルネサンス時代モノ。
「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」 新潮文庫
「ルネサンスの女たち」 中公文庫
「神の代理人」 中公文庫
「海の都の物語」上下 中公文庫
「わが友マキアヴェッリ」 中公文庫
「緋色のヴェネツィア」 朝日文芸文庫
「銀色のフィレンツェ」
「黄金のローマ」
唯一の歴史ミステリーシリーズ。
その他のルネサンス系書籍はこちら。
* 佐藤賢一
「二人のガスコン」上中下 講談社文庫
銃士ダルタニャンとシラノ・ドゥ・ベルジュラック、夢の競演。とその参考文献。時代的には「三銃士」と「二十年後」の間をつなぐミッシングリンク。
(改めて読み返すと、繋がっていません)
「ダルタニャンの生涯」 岩波新書
史実のダルタニャン氏。上の資料本。
* A・デュマ
デュマ作品を時系列順に纏めました。
「ダルタニャン物語」 全十一巻 講談社文庫
第一部(1・2巻)はいわゆる三銃士で、誰もが一度は読んだことがあるでしょう。しかしおそらくは少年向けにアレンジされた物で、原作の雰囲気を忠実に伝えていないと思われます。悪女ミレディーを騙して寝てしまう主人公、とか主人公ダルタニャンの永遠の恋人コンスタンスが実は人妻だったとか(大抵は娘に成ってますね)。さすがフランス(?)と思えるエピソードがずらり。
また有名な三銃士の面々も多分昔読んだときとイメージが違うことに気付くでしょう。くそ真面目なアトス(そのくせ唯一の子持ちで、しかもその母親はあの人である)は、まだ良いとしても、洒落者で色男のポルトス(金持ちの未亡人をたらし込んで金をせしめる)、修道士志望のくせに根が陰謀家のアラミス(法王の座をめざし、後に鉄仮面事件を起こす)と来るとさっぱりです。
是非、鈴木力衛先生の名訳で通読してみて下さい。という訳で復刻版を紹介しておきます。
第一部 有名な「三銃士」。
第二部 続編「二十年後」。
第三部 更に十年後。主役はアトスの息子「ブラジェロンヌ子爵」。その一部が有名な「鉄仮面」。
おまけ ダルタニャン物語の種本。
「黒いチューリップ」 創元推理文庫
「王妃の首飾り」 上下 創元推理文庫
「モンテ・クリスト伯」 全七巻 岩波文庫